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 大手企業以外には縁遠いイメージが強いテレビCMの新たな利用者層を掘り起こそうと、電通は昨年10月から、インターネットでCMを購入できるサービス「CMGOGO(シーエムゴーゴー)」の“実験”を進めている。「用意されたデザインの中から選ぶ既製の年賀状のようなパッケージ商品」(電通)という日本初のサービスは、まだまだ手探り状態だが、媒体や放送時間帯を拡大するなど、“実験”は広がりを見せ始めている。

 現在のテレビCMは、広告代理店と入念な打ち合わせを行い、ストーリーを作り、イメージに合ったタレントや音楽を選ぶなど、作り上げるまでには数カ月の時間と、数千万円の費用がかかっている。また、放送枠を押さえるのも大変で、経験のない企業にとってはなかなか敷居が高い面がある。

 「テレビCMを利用したいが、方法や費用から敬遠している潜在広告主は必ずいるはず」(電通テレビ局の小川比佐子プロジェクトマネージャー)という層の開拓を狙って立ち上げたのがCMGOGOだ。

 予め15秒の100パターンほどの素材動画がサイト上(http://cmgogo.com)に用意されており、そこに企業名や連絡先などを入力すればCM動画が完成する。希望企業は、静止画像のほか、動画素材の組み込みも可能だ。あとはCMを流したい放送地域と期間を選べば終了だ。登録から放送までは1カ月程度と短い。

 また、費用も、1700万世帯に放送できる関東全域に15日間、計10回のCMを放送する場合の必要費用は525万円。その他地域の放送局ならば14日間、計10回で23万1000円からと、いずれの場合もCM素材の利用料金、加工・編集料、CM放送枠料金がパッケージになったものだ。

 サイトでは太陽光発電システムの販売・施工を手がける創造電力(岩手県盛岡市)などの事例を見ることができる。

 ヤフーニュースより 抜粋

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